哲学 『物質と記憶』 アンリ・ベルクソン 〜その①〜 ベルクソンの「イマージュ」は、観念論が「表象」と呼び、実在論が「もの」と呼ぶ存在に対して、その存在を両者の中間に当たる存在として捉え直すために用いられた語である。イマージュという語による存在の把握は、日常における存在の把握と何ら変わらない。... 2023.07.30 哲学
哲学 「コンヴィヴィアリティのための道具」イヴァン・イリイチ ~その②~ 二十世紀の医療の歴史には、二つの分水嶺がある。最初の分水嶺は、二十世紀初頭の科学的発見の数々がもたらした医療技術の進歩である。水の浄化→下痢等による幼児の死亡率の低下アスピリンの使用→リウマチの痛みの緩和キニーネの使用→マラリアの回復ネズミ... 2023.07.02 哲学